イタリアン de 鯛フェスタ vol.2 フォトレポート

6月5日。
先日の、秋田市での開催に続く、「イタリアン de 鯛フェスタ」のVol.2を開催いたしました。
今回は、マダイ揚がる男鹿半島は戸賀浜の高台にあります「男鹿のうめものカフェ・ランチ Que sera sera」にて開催させていただきました。
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平日のお昼という特定層向けの企画にはなりましたが、予想した以上のお申し込みをいただき、嬉しい限りです。

普通に集まっていただいて食事するだけでも、十分美味しい集まりになるとは思いますが、今回はちょっとだけ男鹿半島の成り立ちや、地形の魅力も囓っていただきました。

そのための集合場所は八望台。
男鹿半島の先端近くにあり、八方に男鹿半島の魅力的な風景を見渡せる、とっておきの高台です。

今回は男鹿半島・大潟ジオパークの公認ガイドである、夏井興一さんにお話いただきました。
すぐ近くに見渡せる、一の目潟、二の目潟、戸賀湾の火山爆発による成り立ちや、周辺の地形が段々に形成されてる秘密、などなど。
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あまり学術的な話題に振っても専門家や学生ではありませんから、そのあたりを気をつけつつ。
目の前に見えている素晴らしい風景が、どのようにできあがったかを、おーよそ20分の間に凝縮してお話していただきました。

男鹿市(と大潟村)は、こうした地形、地質をベースにしたジオパークという取り組みをここ数年進めてきています。
その性質上、ジオパークというと、どうしても専門的な話や、学術的な話が主になりがちですが、こうした風景の素晴らしさのような切り口を探っていくことで、間口の広がりや、文化として普及が見えてくるのかもしれません。

その後はQue sera seraに移動しまして、今回の料理も担当していただく、Pecorina吉田シェフに、自身がイタリアに行って修行した時の話を交えながら、イタリアの魅力、男鹿半島の魅力について10分ほど語っていただきました。
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さて、いよいよランチタイムです。

●マダイのカルパッチョ 滝の頭クレソンのソースで
●焼き野菜のマリネ バルサミコ風味
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●マダイのラグー タリアテッレ(手打ちパスタ)
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●ローズマリーのフォカッチャ(平焼きパン)
※すみません、写真なし

●マダイの香草オーブン焼き
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●デザート盛り合わせ
 生チョコレートのケーキ
 カッサータ・イタリアーナ いちごのソース
 (イタリア風アイスクリーム ドライフルーツとナッツ入り)
 甘夏と寒波祖グレープフルーツのジュレ
  晩柑のマーマレード添え
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●Que sera sera オリジナルブレンドコーヒー

これに、おのおのドリンクを注文していただきました。

今回の会場である、Que sera seraは、もともと民宿をやっていた建物で、それなりに年期は入っていますが、それ故に昔ながらの風情があります。
そうした場所で、イタリアンを楽しむというのも、なかなか風情があります。
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イタリアンが好きな人の中でも、いかにもイタリア料理店という建物のなかで、いたせりつくせりのサービスを受けるのが好きな人と、純粋に料理の味を求める方と様々です。

今回の企画は、もちろん後者の方に入るわけですが、自分が住んでいる地域とイタリアの関係性や、シェフ自らの料理以外のイタリア話を聞いてから、その料理を楽しむというのも面白いスタイルなんじゃないかと思います。

料理というのは、いついかなる場合も文化と深く結びつくものですし、食材の善し悪しや、シェフの腕前以外の部分でも楽しめるのが、歴史のある国(日本やイタリア)ならではの食事の楽しみの一つだと思います。

ただ、イタリアンを楽しむだけならば、余所でも幾らでもできると思いますが、こうした文化的な部分まで踏み込んでいくのも大事なことだと感じています。
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